『吉野ヶ里さんぽ vol.165』
秋に咲く草花が各所で見られるようになり、弥生の風景に彩を添えています。
◆ソバ(タデ科)
場所:南のムラ
南のムラでは白ソバが結実を始めています。ソバの花には雌しべが、雄しべより長い長柱花と、雄しべより短い短柱花が見られ、同じ型同士で受粉結実しにくい仕組みを作っています。そのため独特な香りを漂わせることで、昆虫たちを誘惑して受粉を助けてもらっています。

◆アキノノゲシ(キク科)
場所:園内各所
高く伸びた花茎の先で、タンポポに似た花を咲かせています。淡いクリーム色の花がとても可愛らしいです。

◆ヨメナ(キク科)
場所:環壕入口・南のムラ・南内郭
里地里山で見られる野菊の1種です。淡い薄紫色の可憐な花は、見る人の心を癒してくれます。万葉の昔から親しまれている植物で、万葉集では「うはぎ」という名で詠まれています。

◆ヒヨドリバナ(キク科)
場所:南のムラ・倉と市
白い花を近くで観察すると、筒状の小花が集まっていることがわかります。この名はヒヨドリが鳴く頃に花が咲くことに由来しています。

◆ススキ(イネ科)
場所:園内各所
穂が動物の尾に似ていることから尾花とも言われています。古来より人々に親しまれている秋の七草の一つです。銀白色の穂が風に揺れる姿に風情を感じます。
