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『吉野ヶ里さんぽ vol.162』

朝夕の涼風に秋の気配が感じられます。今夏の記録的な少雨は園内の草花に大きな影響をもたらしました。酷暑に耐えて健気に咲かせた花々を紹介させていただきます。

◆オミナエシ(スイカズラ科)

場所:南のムラ

緑の草原からスッと茎を伸ばし、鮮やかな黄色い花を咲かせています。古来より人々に親しまれている秋の七草の1つです。小花から漂う独特な香りに魅かれて、様々な昆虫たちが集まります。

 

◆サイヨウシャジン(キキョウ科)

場所:環壕入口・南内郭北側

小さな釣鐘型の花を咲かせます。淡い紫色の花が風に揺れる姿は、まるで風鈴のようで涼しげです。

 

◆ミゾカクシ(キキョウ科)

場所:水田 

水田の畔など、湿った場所に白い小さな花を咲かせています。地面を這うように広がり、莚(ムシロ)を敷いたように見えることから別名「アゼムシロ」とも呼ばれています。花冠は5つに裂け、片側に偏って扇状に広がる花姿は、小さな鳥が羽を広げて飛んでいるように見えます。

 

◆クズ(マメ科)

場所:園内各所

夏の暑い時期に驚異的な成長速度で蔓を伸ばし、他の植物を覆い隠してしまいます。管理の上では厄介な面もありますが、実は秋の七草の一つで、独特な形の赤紫色の花を咲かせます。花の時期になると、甘くフルーティーな香りも楽しめます。