『吉野ヶ里さんぽ vol.155』
梅雨の吉野ヶ里では、草花が雨露をまとい、いつもと違うしっとりとした趣が感じられます。
◆カワラナデシコ(ナデシコ科)
場所:園内各所
ほのかに甘い香りを漂わせながら、桃色の花が可憐に咲いています。秋の七草の一つで、古くから人々に親しまれています。花弁に深い切れ込みが入った繊細な花姿が特徴です。陽当たりの良い場所を好み、河原などに自生することから、その名がついたと言われています。

◆ネジバナ(ラン科)
場所:園内各所
名前の通り、ねじれるように螺旋状に花を咲かせます。巻き方に決まりはなく、右巻きと左巻きのほか、一直線に並んでねじれない個体もあります。野生のラン科植物の多くは、開発や環境の変化により絶滅の危機に瀕していますが、ネジバナは園内各所で見ることができます。ぜひ、足元に目を向けてその可愛らしい姿をお楽しみください。

◆クチナシ(キク科)
場所:弥生くらし館・環壕入口・西口
艶のある濃い緑色の葉の間から、純白の花が美しく咲いています。とても甘く上品な香りが最大の特徴で、日本の三大香木の1つとして知られています。花は短命で、咲き始めは真っ白ですが1~2日経つとクリーム色に変化していきます。橙色の実は、黄色い天然色素が豊富に含まれており、古くから「たくあん」などの着色に利用されていました。

◆大賀ハス(ハス科)
場所:倉と市ハス池
濃い桃色の花が艶やかに咲き、梅雨空に映えてとても美しいです。2000年の時を超えて現代に蘇った大賀ハス。大輪の花が咲き誇る姿からは、力強い生命のエネルギーが感じられます。
