『吉野ヶ里さんぽ vol.143』~みちくさ『冬芽編』~
冬の樹木の枝先には冬芽というものが付いています。冬芽は晩夏~秋にかけて形成され、中には春になると葉や花になる芽がぎゅっと詰まっています。冬景色で少し寂しさを感じる吉野ヶ里ですが、寒さにじっと耐えながら春の芽吹きに備えている、生命力溢れる冬芽を探してみるのはいかがですか?
◆クヌギ(ブナ科)
薄茶色でよく見ると芽鱗(冬芽を覆って保護するうろこ状のかけら)が幾重にも重なり繊細な模様を創り出しています。

◆スダジイ(ブナ科)
小さいですがよく見ると綺麗な色合いの冬芽です。

◆クリ(ブナ科)
まるでクリの赤ちゃん!クリそっくりな見た目でとても可愛らしいです。

◆タブノキ(クスノキ科)
冬芽は鮮やかな色合いで遠くからでも良く目立ちます。冬芽には春に葉を展開する“葉芽”と花を咲かせる“花芽”とそれぞれありますが、タブノキは1つの冬芽から両方展開される“混芽”になります。

◆シロダモ(クスノキ科)
1つの場所から複数の冬芽が束になって顔を覗かせています。

◆ヤマナシ(バラ科)
枝先に赤茶褐色の小さな冬芽があります。

◆トチノキ(ムクロジ科)
とても大きな冬芽で、粘液に覆われていて触るとベタベタします。まるでコーティングされている美味しいお菓子のような見た目です。

◆オニグルミ(クルミ科)
オニグルミの冬芽は短い毛に覆われています。葉痕(葉の落ちた痕)がヒツジやサルの顔を連想させるユニークな姿です。

◆センダン(センダン科)
動物の顔のような葉痕の上にちょこんと可愛らしい冬芽が出ている姿はまるでベレー帽被っているようでおしゃれです。

◆リョウブ(リョウブ科)
早い時期に芽鱗が取れ、めくれあがって帽子のように見えることから「ナポレオンハット」と親しまれています。

◆アカメガシワ(トウダイグサ科)
短い毛に覆われて独特な形をしています。

◆コブシ(モクレン科)
クリーム色の細かい毛に覆われていて、ふわふわでとても暖かそうです。
