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『吉野ヶ里さんぽ vol.137』

日に日に気温が下がり少しずつ冬の足音が聞こえてきました。園内では季節の草花が健気に咲き、彩りを添えてくれています。

◆ツワブキ(キク科)

場所:環壕入口散策路

光沢のある深緑色の葉の間から立ち上がって美しい黄色い花を咲かせています。古くから人々に愛されている植物です。

◆アワコガネギク(キク科)

場所:中のムラ

鮮やかな黄色い花が一際目立ちます。泡のように密集して咲く花姿が名前の由来と言われています。

◆サザンカ(ツバキ科)

場所:東口・古代の森

一重咲の白色は原種で、八重咲の濃桃色は園芸種です。品のある美しさに目を奪われます。

◆チャノキ(ツバキ科)

場所:環壕入口

白い可憐な花が咲いています。名前の通りチャノキの葉は身近な飲み物の原料です。

◆スミレ属(スミレ科)

場所:園内各所

春待たずして咲くスミレを「冬(ふゆ)菫(すみれ)」と言います。スミレの種には、アリが好んで食べる栄養物質(エライオソーム)がくっついています。アリたちに種を運ばせることで、スミレは新たな場所で発芽します。小さいながらも、生き抜く戦略を備えている植物です。

◆ジュウガツザクラ(バラ科)

場所:東口

春と秋から冬にかけて咲く二季咲のサクラです。花数は少なく控え目ですが、健気に咲く花姿が可憐です。

◆シロダモ(クスノキ科)

場所:古代の森

葉の付け根に淡い黄色の小さな花を咲かせています。枝先に目をやると、可愛らしい冬芽が見え隠れしています。

◆イロハモミジ(ムクロジ科)

場所:東口

秋の風物詩であるイロハモミジが美しく紅葉しています。燃えるような紅色の葉に趣を感じます。

◆ヤツデ(ウコギ科)

場所:東口

大きな葉の間からスッと立ち上がった花枝に、緑色の実をたくさんつけています。葉っぱの形状から「天狗のうちわ」とも呼ばれ、玄関先に飾ると魔除けになると言われています。

◆サトイモ収穫体験

11月30日、サトイモ収穫体験を開催しました。初めて体験される方が多く、宝探しのような感覚で楽しんでいただきました。「なぜ宝探しなのか?」それは、立派な葉の下に必ず大きな里芋が実っているわけではありません。見えている地上部だけでは、地下部の状態がわからないためです。掘ってみて初めてわかる、ワクワク感がありますね。