『吉野ヶ里さんぽ vol.129』
季節を感じる草花の開花が増えてきました。吉野ヶ里の秋を彩る色とりどりな草花を各所でお楽しみいただけます。
◆白ソバ(タデ科)
場所:南のムラ
純白の花が絨毯のように広がり、秋の吉野ヶ里を美しく彩ったソバは結実をはじめ、見頃は間もなく終わる見込みです。
◆オミナエシ(スイカズラ科)
場所:園内各所
鮮やかな黄色い小花が秋風に揺れてとても可愛らしいです。秋の七草の一つで古くから人々に親しまれています。
◆オトコエシ(スイカズラ科)
場所:環壕入口
真っ白の可憐な小花がとても可愛らしいですが花茎が太く、逞しい花姿から名前が来ています。
◆ヨメナ(キク科)
場所:南のムラ
控えめですが、足元で可憐に咲く優しい薄紫色の花に癒されます。
◆アキノノゲシ(キク科)
場所:南のムラ・倉と市
秋晴れの青空に向かって淡いクリーム色の花が咲いています。とても可愛らしいですが、草丈をスッと伸ばして咲く花姿に力強さも感じます。
◆ヒヨドリハナ(キク科)
場所:南のムラ・倉と市
白い筒状の花が秋風に揺れてふんわりと咲いています。チョウをはじめとする様々な昆虫の蜜源になっています。
◆サケバヒヨドリ(キク科)
場所:中のムラ
ヒヨドリバナに似ていますが、葉が深く切れ込んでいるのが特徴です。控え目ですが茎頂に筒状の花つけて咲く花姿は風情があります。
◆ゲンノショウコ(フウロソウ科)
場所:環壕入口
鮮やかなピンク色のビビットカラーが一際目立ちます。古来より薬草として親しまれている花です。
◆ミズヒキ(タデ科)
場所:環壕入口散策路
控え目ですが細く伸びた花穂に紅白の花を散りばめるように咲かせる花姿に目を惹かれます。
◆シロバナサクラタデ(タデ科)
場所:倉と市
秋風に揺れながら、高く伸びた細い花茎の先に白い小花をたくさんつけて優しく咲いています。
◆ススキ(イネ科)
場所:祭りの広場・逆茂木
秋の陽ざしに照らされて銀白色の穂がキラキラと輝いて見えます。秋の七草の一つで尾花とも言われ、秋らしい風景を創り出す代表の植物です。
◆タンキリマメ(マメ科)
場所:環壕入口
9月頃小さな黄色い花を咲かせていたタンキリマメが実をつけていました。朱色の袋状の莢(さや)が裂けて可愛らしい黒い小さな実が顔を覗かせています。