『吉野ヶ里さんぽ vol.128』
朝夕に秋の訪れを本格的に感じ始めた今日この頃、吉野ヶ里の秋の風物詩である白ソバが見頃を迎えています。
◆白ソバ(タデ科)
場所:南のムラ
純白の小花が一面に咲き、秋風に揺れて波打つように咲く花姿はとても美しく、見ている人の心を癒してくれます。見頃は10月中旬頃までの見込です。また、10月5日(日)は南のムラ広場にて熱気球搭乗飛行体験が開催され、悠久の時を越えて現代と古代のコラボレーションをお楽しみ頂きました。

◆オミナエシ(スイカズラ科)
場所:園内各所
秋の七草の一つで、鮮やかな黄色い小花をいっぱいにつけて咲く花姿はとても華やかです。
◆オトコエシ(スイカズラ科)
場所:環壕入口
真っ白の可憐な小花がとても可愛らしいですが花茎が太く、逞しい花姿から名前が来ています。
◆ヨメナ(キク科)
場所:南のムラ
淡い薄紫色の花が咲いています。控えめながらも秋の風情感じる優しい花です。
◆アキノノゲシ(キク科)
場所:南のムラ・倉と市
緑の草原からスッと立ちあがり、タンポポに似た淡いクリーム色の可愛らしい花を咲かせています。
◆ヒヨドリハナ(キク科)
場所:南のムラ・倉と市
高く伸びた花茎の先に筒状の白い花が秋風に揺れて上品に咲いています。
◆サケバヒヨドリ(キク科)
場所:中のムラ
ヒヨドリバナに似ていますが、葉が深く切れ込んでいるのが特徴です。控え目ですが茎頂に筒状の淡い紅紫色の花つけて咲く花姿は風情があります。
◆ゲンノショウコ(フウロソウ科)
場所:環壕入口
足元で鮮やかな紅紫色の花を咲かせています。古くから薬草として親しまれ、確実に即効なことから「現の証拠」といわれているそうです。
◆ミズヒキ(タデ科)
場所:環壕入口散策路
細く伸びた花穂に紅白の花を咲かせています。花穂がお正月に飾られる水引に似ていることが名前の由来となっている縁起のいい花です。
◆ススキ(イネ科)
場所:祭りの広場・逆茂木
穂が柔らかい秋の陽ざしを受けて銀白色に輝き、美しい弥生の風景に彩を添えています。秋の七草の一つで尾花とも言われています。
◆ガマズミ(ガマズミ科)
場所:祭りの広場
5月に真っ白の可愛らしい花を咲かせていたガマズミの実が真っ赤に色づいています。この赤い実は食用になり、野鳥たちが好んで食べます。