『吉野ヶ里さんぽ vol.126』
吉野ヶ里の秋を彩るヒガンバナやススキなど、季節の移ろいを感じる草花の開花が増えてきました。
◆ヒガンバナ(ヒガンバナ科)
場所:南内郭・南のムラ・祭りの広場
各所でヒガンバナが見頃を迎えています。深紅の花が咲き乱れ、風情あふれる美しい秋の吉野ヶ里を創り出しています。
◆白ソバ(タデ科)
場所:南のムラ
白い小さな蕾をいっぱいにつけて一斉に芽吹き始めました。南のムラではまもなくヒガンバナの赤色との美しいコントラストをお楽しみいただけます。
◆オミナエシ(スイカズラ科)
場所:園内各所
秋の七草の一つで、華やかな黄色い花がよく目立ちます。環壕入口ではオトコエシとのコラボレーションをお楽しみいただけます。
◆オトコエシ(スイカズラ科)
場所:環壕入口
涼し気な白い小花ですが花茎が太く、スッと立ちあがって咲く花姿が逞しく見えることが名前の由来と言われています。
◆ヨメナ(キク科)
場所:南のムラ
薄紫色の可憐な花が秋の風に吹かれて優しく咲いています。
◆アキノノゲシ(キク科)
場所:南のムラ・倉と市
草原からスッと立ちあがり、淡い黄色の花を咲かせています。少しずつ開花も増え、秋の吉野ヶ里を優しく彩ります。
◆ヒヨドリハナ(キク科)
場所:南のムラ
秋晴れの空に向かって高く伸びた花茎の先に筒状の白い小花を咲かせています。
◆クズ(マメ科)
場所:園内各所
夏に力強くつるを伸ばし、他の植物を覆って枯らしてしまうほど生育がとても旺盛です。花は赤紫色の独特な花姿で、周囲に甘い香りを漂わせています。
◆タヌキマメ(マメ科)
場所:環壕入口・倉と市
昼にしか咲かない花で、薄紫色の花を正面から見ると可愛らしい狸の顔に見えることが名前の由来となっています。
◆ヤブツルアズキ(マメ科)
場所:南のムラ
アズキの野生種と言われ、他の植物に大きく絡みながらつるを伸ばし、その先にふっくらとした黄色い花を咲かせています。花は正面から見るとねじれているように見える独特な形です。
◆ツルボ(キジカクシ科)
場所:祭りの広場
目立ちにくいですが草むらから20㎝程伸びた花茎に淡いピンク色の小花を散りばめたように咲いています。
◆センニンソウ(キンポウゲ科)
場所:祭りの広場
つる性植物で、細長い4枚のガクを広げた真っ白な花が秋の陽ざしに照らされて美しく咲き誇っています。花後の種子に出来る綿毛が仙人のひげのように見えることが名前の由来となっています。
◆ススキ(イネ科)
場所:祭りの広場・逆茂木
十五夜のお月見でお供え等、古来より人々に親しまれている植物です。銀色の穂が秋風に揺られとても幻想的です。
◆ナンバンギセル(ハマウツボ科)
場所:逆茂木・南内郭東側
葉がなく、ススキ等に寄生して栄養をもらう植物です。薄紫色の花の形がキセル(煙管)に似ていることから名前が来ているそうです。