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『吉野ヶ里さんぽ vol.124』

初秋とは思えない厳しい陽ざしが吉野ヶ里を照り付けますが、秋の七草をはじめとする季節を彩る草花の開花が少しずつ増えてきました。

◆古代米 つくし赤もち(イネ科)

場所:水田

赤く色づいた穂が風になびいて弥生の美しい初秋の風景をお楽しみいただけます。

 

◆古代米 紫米(イネ科)

場所:水田

つくし赤もち同様、紫米も穂が上がり弥生の風景に彩を添えています。

 

◆オミナエシ(スイカズラ科)

場所:園内各所 

秋の七草の一つで、草原からスッと立ちあがり鮮やかな黄色い花を咲かせています。環壕入口散策路ではオトコエシとのコラボレーションをお楽しみいただけます。

 

◆オトコエシ(スイカズラ科)

場所:環壕入口 

茎先に白い可愛らしい小花を咲かせています。花茎が太く、草原から立ち上がる花姿が逞しく見えることが名前の由来と言われています。

 

◆クズ(マメ科)

場所:発掘現場付近・南内郭

夏場に驚異的な生命力で他の植物を覆ってしまう厄介な植物ですが、秋の七草の一つで近くを通りかかると甘い香りが周囲に漂っています。

 

◆ヌスビトハギ(マメ科)

場所:南のムラバス園路沿い・環壕入口

細く繊細な花茎の先に薄桃色の小さな花が散りばめられたように咲き、光に照らされるととても幻想的です。花後にできる実はまるでサングランスのような形で、表面がかぎ爪のような毛に覆われていて、ひっつき虫と呼ばれるものの一つです。

 

◆タンキリマメ(マメ科)

場所:環壕入口

つる性の植物で長く伸びたツルを他の植物に絡ませています。花は淡い黄色の小さな花でとても可愛らしいです。

 

◆タヌキマメ(マメ科)

場所:環壕入口・倉と市

可愛らしい青色の花を正面から見ると狸に見えることから名前がつけられたと言われています。日中の暑い時間にしか咲かない花です。

 

◆ヨメナ(キク科)

場所:南のムラ

優しい薄紫色の花が可憐に咲いています。健気に咲く花姿に心が和みます。

 

◆アキノノゲシ(キク科)

場所:南のムラ

緑の草原からスッと立ちあがりタンポポに似た淡い黄色の花が咲いています。柔らかい色合いに癒されます。

 

◆キキョウ(キキョウ科)

場所:環壕入口

紫色の星型の花が上品に咲いています。秋の七草の一つで古来より人々に親しまれています。

 

◆ヘクソカズラ(アカネ科)

場所:園内各所

葉や茎を揉むと悪臭を放つことが名前の由来となっています。花は白色で小さいですが中心部にある紅色のワンポイントが可愛らしいです。

 

◆センニンソウ(キンポウゲ科)

場所:祭りの広場・環壕入口

つる性植物で細長い4枚のガクを広げた純白の美しい花です。花後の種子に出来る綿毛が仙人のひげのように見えることが名前の由来となっています。

 

◆ガガイモ(キョウチクトウ科)

場所:南のムラ

つる性の植物で、甘い香りを漂わせながら淡い紅紫色の花を咲かせています。花弁の内側は白い毛が密生して、まるでヒトデのような独特な花姿です。

 

◆ミズヒキ(タデ科)

場所:環壕入口散策路

長く伸びた花穂の先に小さな花を咲かせています。目立ちにくいですが花は紅白色で、花穂がお正月飾り等に使用される水引に似ていることが名前の由来になっており、縁起のいい花と言われています。

 

 ◆ゴンズイ(ミツバウツギ科)

場所:古代の森

鮮やかな赤い果実がはじけ、光沢のある黒い種子が顔を覗かせています。園内を歩いていると遠くからでもとても目立ちます。