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『吉野ヶ里さんぽ vol.122』

まだ夏空が広がる中、園内で響くセミの鳴き声も夏の終わりを告げるように少しずつ変化し、季節の移ろいを感じる草花の開花も見られるようになってきました。

◆オミナエシ(スイカズラ科

場所:南のムラ・中のムラ・環壕入口

秋の七草の一つです。青空に向かってすっと立ちあがった茎の先に鮮やかな黄色い小花を咲かせています。

◆オトコエシ(スイカズラ科)

場所:環壕入口 

オミナエシと似ていますが、花茎が太く、草原から立ち上がる花姿が逞しく見えることが名前の由来言われています。茎先に白い小花を咲かせています。

◆サイヨウシャジン(キキョウ科)

場所:環壕入口・南内郭北側

小さな釣鐘状の花をいっぱいにつけて咲いています。まるで薄紫色の風鈴のように、そよそよと風に揺れる花姿に風情を感じます。

◆キキョウ(キキョウ科)

場所:祭りの広場

秋の七草の一つで、青紫色の星型の花が咲いています。古くから人々に愛されている花でとても上品です。開花が見られる期間もあとわずかとなりそうです。

◆ツユクサ(ツユクサ科)

場所:園内各所

朝早くに咲き、昼にはしぼんでしまう一日花です。鮮やかな青い花が一際目を惹きます。

◆ヨメナ(キク科)

場所:南のムラ

薄紫色の可憐な花が咲いています。ひっそりと咲く佇まいに風情を感じます。

◆ヘクソカズラ(アカネ科)

場所:南内郭

白い花弁の中心部が紅色の、小さくて可愛らしい花ですが、葉や茎を揉むと悪臭を放つことが名前の由来となっています。

◆ヌスビトハギ(マメ科)

場所:南のムラバス園路沿い・環壕入口

細く繊細に伸びた花茎に小さな薄桃色の花が散りばめられたように咲いています。

◆タヌキマメ(マメ科)

場所:環壕入口・倉と市

タヌキマメの開花が始まりました。紫色の花が、一斉にこちらを向いているようです。花は昼から夕方までの暑い時間に健気に咲いています。

◆ヤマハギ(マメ科)

場所:倉と市

秋の七草の一つで、小さい紅赤色の花が風に揺れて可愛らしいです。

◆カワラケツメイ(マメ科)

場所:環壕入口・倉と市

花はマメ科特有の蝶形花ではなく、5弁花の可愛らしい黄色の花です。足元の低いところで咲いています。

◆タンキリマメ(マメ科)

場所:環壕入口

低木に絡むように伸びたつるの先に、淡黄色の小花を咲かせています。

◆ゴマ(ゴマ科)

場所:南のムラ

南のムラの畑で栽培しているゴマは次々に花を咲かせながら高く伸びてきました。花の下には莢ができ始め、中にはゴマが綺麗に並び実り始めています。

[ゴマの実]

◆ヤマノイモ(ヤマノイモ科)

場所:倉と市

巻付いたツバキの木の高いところで、空に向かって白い穂状の花をつけています。ヤマノイモは雌雄異株で、これは雄株になります。

◆古代米(イネ科)

場所:水田

古代米と言われている赤米「つくし赤もち」の穂が色づき始めました。徐々に穂があがり始め、これから水田全体が赤色に染まり秋の風景を作り出します。見頃は8月下旬~9月上旬の予定です。

◆赤米の陸稲栽培(イネ科)

場所:南のムラ

南のムラの畑では赤米の陸稲栽培をしています。今年は試験的に8種類の品種を栽培しています。その一部の稲の穂が上がり始め、そよそよと吹く風に穂がなびいています。