『吉野ヶ里さんぽ vol.113』
梅雨真っ盛りの吉野ヶ里では草花が雨露をまとい、しっとりとした趣があります。
◆カワラナデシコ(ナデシコ科)
場所:園内各所
各所で開花が増えてきました。秋の七草の一つで桃色の花が風に揺れてたおやかに咲いています。
◆キキョウ(キキョウ科)
場所:中のムラ
生い茂る緑の草原に、紫色の星型の花が一際目立ちます。雨に濡れた花姿に趣を感じます。
◆ネジバナ(ラン科)
場所:園内各所
スッと立ちあがった茎の先に桃色の可愛らしい小さな花をらせん状に咲かせています。個体によって右巻きと左巻きがある面白い特徴がある花です。
◆クチナシ(アカネ科)
場所:弥生くらし館
甘い香りを漂わせながら真っ白な花を咲かせる姿はとても上品です。
◆ムクロジ(ムクロジ科)
場所:古代の森
小さくて目立ちにくいですが、淡い黄色の小花が可愛らしいです。冬になる飴細工のような実の中の黒い種は、お正月遊びでよく知られる羽根つきの黒い玉に使用されています。
◆スモモ(バラ科)
場所:南のムラ
真っ赤に熟したスモモが鈴なりに実っています。ジャムや果実酒等にも利用され、とても美味しいです。
◆カキノキ(カキノキ科)
場所:南のムラ
5月に南のムラにてカキノキの雄花と雌花が咲いていました。今は秋の実りに向けて、小さい実がなり始めています。


◆紅花Week!イベント
6月14日(土)~22日(日)に「ベニバナ見に行く?紅花Week!」イベントを開催しました。梅雨の晴れ間に咲き誇る西日本最大級のベニバナ畑は悠久の時を超えて、吉野ヶ里を鮮やかな黄色に染めていました。弥生の風景に思いを馳せながら切花摘みやクラフトで楽しんで頂きました。

