『吉野ヶ里さんぽ vol.109』~みちくさ『初夏の実り』~
初夏の吉野ヶ里では様々な果実が実り始めています。春を可憐に彩った開花の様子と共に、現在の実りの様子を紹介します。
◆ウメ(バラ科)
場所:西口
春の訪れを告げる花として3月上旬に可憐な花を咲かせていたウメも、今は青梅をたくさん実らせています。
[ウメの花・3月上旬(さんぽvol.95)]
[ウメの実]
◆アンズ(バラ科)
場所:南のムラ・祭りの広場
3月に淡い桃色の花を咲かせ春の吉野ヶ里を彩っていたアンズ。ぷっくりと実も膨らみ橙色に色づいてきました。
[アンズの花・3月中旬(さんぽvol.97)]
[アンズの実]
◆ベニバスモモ(バラ科)
場所:祭りの広場
4月上旬に薄ピンク色の可憐な花を咲かせていました。花後に出る赤い葉に隠れて、真っ赤な実がつき始めています。
[ベニバスモモの花・4月上旬(さんぽvol.98)]
[ベニバスモモの実]
◆スモモ(バラ科)
場所:祭りの広場
純白の花がとても可愛らしい花のスモモ。まだまだ青いですが、実が大きくなってきました。
[スモモの花・4月上旬(さんぽvol.98)]
[スモモの実]
◆ヤマナシ(バラ科)
場所:南のムラ
梨の原種と言われており、今は小さな実をつけ始めています。秋頃には熟してきますが、出回っている食用の梨に比べると小さく酸味が強いです。
[ヤマナシの花・4月上旬(さんぽvol.99)]
[ヤマナシの実]
◆モモ(バラ科)
場所:南のムラ
華やかな桃色の花を咲かせていたモモ。果実は小さいですが、少しずつ色づき始めてきました。
[モモの花・4月上旬(さんぽvol.99)]
[モモの実]
他にも様々な果実も実ってきています。
弥生の人々も自然の恵みを心待ちにし、季節の実りを喜んでいたかもしれませんね。
◆ヤマグワ(クワ科)
場所:園内各所
黒く色づいたクワの実がたわわに実っています。甘酸っぱくて美味しい実に鳥も集まってきています。
◆ヤマモモ(ヤマモモ科)
場所:園内各所
葉の中心に小さな実がつき始めました。独特な風味がある実は、これから徐々に真っ赤に熟れてきます。
◆オニグルミ(クルミ科)
場所:南のムラ、古代の森
緑色の実が房状についてきました。秋頃には熟し、中には硬い殻に包まれたクルミができてきます。
*園内植物の採取はご遠慮いただいております。園内の果実は観賞していただくようお願いいたします。