『吉野ヶ里さんぽ vol.108』
爽やかな風とともに初夏の青空が広がり、気持ちのいい季節となりました。季節の移ろいを感じながらゆっくりと吉野ヶ里さんぽを楽しんでみませんか。
◆チガヤ(イネ科)
場所:園内各所
白銀色の穂がフワフワと風に揺れ、美しい風景を作り出しています。
◆ノアザミ(キク科)
場所:園内各所
風に揺れて鮮やかな紅紫色の花が美しく咲いています。花から花へチョウは飛び交い、蜜源になっています。
◆スイカズラ(スイカズラ科)
場所:中のムラ
つる性の植物で甘い優しい香りを漂わせながら可憐に咲いています。花は白色から段々と淡い黄色に変わり、移ろう花姿も美しいです。
◆ウツボグサ(シソ科)
場所:園内各所
草原の中から紫色の可愛らしいウツボグサの花が顔を出して咲いています。
◆ヒナギキョウ(キキョウ科)
場所:環壕入口・南のムラ
陽当たりの良い場所で薄紫色の小さな星型の花が咲いています。
◆ドクダミ(ドクダミ科)
場所:古代の森、祭りの広場
湿った林地に群生し、白い花弁に見えるのは花序(花の集まり)を保護する苞葉です。独特な匂いがあり、古くから民間薬として使用されていました。
◆ヤマボウシ(ミズキ科)
場所:祭りの広場・古代の森・東口
白い花びらに見えるのは、花序を保護する苞葉です。涼し気な花姿は風情があります。
◆タイサンボク(モクレン科)
場所:東口
大輪の純白の花が華やかに咲いています。香りがよく、光沢のある深緑の葉とのコントラストが美しいです。今年は低い位置でも開花しており、花をより近くでご覧いただけます。
◆クリの花(ブナ科)
場所:園内各所
白くふわふわの穂状の花が木を覆うように咲いています。
◆ネズミモチ(モクセイ科)
場所:古代の森、外周園路
秋に実る紫黒色の実がネズミの糞に似ていることが名前の由来と言われています。白く可愛らしい小花をたくさん咲かせています。
◆クロガネモチ(モチノキ科)
場所:古代の森
葉に隠れて小さな花が密集して咲いています。冬には赤い実が実り、野鳥の貴重な食料となっています。
◆コムギ(イネ科)
場所:南のムラ
黄金色の穂が風になびいて美しい麦秋の風景が広がっています。
6月7日(土)8日(日)にはコムギの収穫体験のイベントを予定しています。詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.yoshinogari.jp/event/komugi-shukaku-3.html
◆水田物語 古代米の田植え
場所:水田
5月25日(日)に古代米と言われている赤米の田植えを行いました。泥に足を取られながらも、古代に想いを馳せながら小さな苗を植えていきました。9月上旬には赤い穂が上がり幻想的な風景を創り出します。秋の実りが楽しみです。