『吉野ヶ里さんぽ vol.107』
季節の移り変わりを感じる爽やかな青空の下で、吉野ヶ里の初夏を彩る草花たちが少しずつ増えてきました。
◆ノアザミ(キク科)
場所:園内各所
風に揺れて鮮やかな紅紫色の花が美しく咲いています。花から花へチョウは飛び交い、蜜源になっています。

ヘビイチゴ(バラ科)
場所:古代の森
足元で真っ赤に熟したイチゴが葉っぱの陰から覗いています。毒はないですが甘みはなく、食用には不向きです。
◆シャリンバイ(バラ科)
場所:東口
葉が車輪状につき、花姿が梅の花に似ていることが名前の由来と言われています。花の中心の薄桃色がワンポイントで可愛らしいです。
◆ヒナギキョウ(キキョウ科)
場所:環壕入口・南のムラ
陽当たりの良い場所で薄紫色の星型の花が咲いています。
◆ドクダミ(ドクダミ科)
場所:祭りの広場東側園路沿い
湿った林地に群生し、白い花弁に見えるのは花序(花の集まり)を保護する苞葉です。独特な匂いがあり、古くから民間薬として使用されていました。
◆ヤマボウシ(ミズキ科)
場所:祭りの広場・古代の森・東口
白い花びらに見えるのは、花序を保護する苞葉です。涼し気な花姿は風情があります。
◆センダン(センダン科)
場所:南のムラ
周囲に甘い香りを広げながら淡い薄紫色の小花をいっぱいにつけて咲いています。
◆タイサンボク(モクレン科)
場所:東口
大輪の純白の花が華やかに咲いています。香りがよく、光沢のある深緑の葉とのコントラストが美しいです。
◆スイカズラ(スイカズラ科)
場所:古代の森・中のムラ
つる性の植物で甘い優しい香りを漂わせながら可憐に咲いています。花は白色から段々と淡い黄色に変わり、移ろう花姿も美しいです。
◆チガヤ(イネ科)
場所:園内各所
白銀色の穂が風に揺れ、まるで波打っているような美しい風景を作り出しています。
◆ブラシノキ(フトモモ科)※園芸品種
場所:東口
花姿が瓶を洗うブラシの形に似ていることが名前の由来となっています。独特な花姿に鮮やかな赤色の花が一際目立ちます。