『吉野ヶ里さんぽ vol.104』
鮮やかな春の草花たちが各所で咲き誇り、弥生の風景に彩を添えています。
◆ウマノアシガタ(キンポウゲ科)
場所:園内各所
風に揺られ光沢のある黄色の花弁がキラキラ輝き、一面を華やかに彩っています。全草に有毒成分が含まれています。
◆オオジシバリ(キク科)
場所:祭りの広場・古代の森
陽当たりの良い、少し湿り気のある場所でタンポポによく似た可愛らしい花を咲かせています。
◆ニガナ(キク科)
場所:園内各所
各所で開花が増えてきました。茎や葉を傷つけると白い汁が出て、強い苦みがあることが名前の由来と言われています。
◆ノアザミ(キク科)
場所:南のムラ・古代の森
鮮やかな紅紫色の花が一際目立ちます。花から花へたくさんのチョウが飛び交い、蜜源となっています。

◆キツネアザミ(キク科)
場所:南のムラ
ノアザミに似ていますが、棘がなく葉の裏が白いのが特徴です。高く伸びた花茎の先に淡いピンク色の花を咲かせています。
◆ヒナギキョウ(キキョウ科)
場所:環壕入口・南のムラ
足元の陽当たりの良い場所で薄紫色の小さな星型の花が咲き始めました。
◆ヤマツツジ(ツツジ科)
場所:古代の森・祭りの広場
ヤマツツジの開花が増えてきました。日本の野生ツツジの代表で、上品な朱色の花に風情を感じます。
◆ミヤコグサ(マメ科)
場所:園内各所
各所で見頃を迎えています。ぷっくりとした蝶形花がとても可愛らしく、見る人の心を癒してくれます。
◆コガクウツギ(アジサイ科)
場所:古代の森
白い花びらに見えるのは、装飾花のガクになります。咲いている姿は清楚で可憐です。
◆ヤマボウシ(ミズキ科)
場所:祭りの広場・古代の森
ヤマボウシの開花が始まりました。初夏を代表する花木で白い花びらに見えるのは、花序(花の集まり)を保護する苞葉です。
◆テイカカズラ(キョウチクトウ科)
場所:南のムラ
つる性の植物で、甘い香りを漂わせながら白い小さな花をいっぱいにつけて咲いています。
◆エゴノキ(エゴノキ科)
場所:祭りの広場・環壕入口
枝に沿って小さな花をいっぱいにつけて咲いています。可憐な白い花に、優しい色の新緑とのコントラストが美しいです。
◆コウゾ(クワ科)
場所:古代の森・南内郭
小さな赤紫色の花を咲かせています。花は地味ですがコウゾの樹皮は和紙の原料として古来より使用されていました。
◆ホオノキ(モクレン科)
場所:古代の森
大輪の白い花の開花が始まりました。日本自生の樹木の中では最大級の大きさの葉と花です。葉は香りが良く、朴葉味噌など郷土料理で使用されています。
公園の入口となる東口・西口の花壇では、色とりどりの花々による共演をご覧いただけます。春爛漫な花壇で皆さんをお出迎えしています。

