『吉野ヶ里さんぽ vol.85』
気温が下がるにつれて園内で見られる野草が少なくなってきましたが、健気に咲く花姿や野鳥のさえずりに癒されます。
◆アワコガネギク(キク科)
場所:中のムラ
草原の中で高く伸びた花茎の先に可愛らしい黄色の花を咲かせています。小さな花が泡のように密集して咲くことが名前の由来と言われています。
◆ツワブキ(キク科)
場所:環壕入口
木々に囲まれた足元に鮮やかな黄色の花が美しいです。古くから食用や薬用で使われている親しみのある植物です。
◆リンドウ(リンドウ科)
場所:園内各所
草むらからそっと顔を覗かせて優雅に咲いています。深みのある青紫色の花に趣を感じます。
◆スミレ(スミレ科)
場所:園内各所
日当たりのいい、あたたかい場所で季節外れのスミレの花が咲いています。春待たずして咲くスミレを「冬(ふゆ)菫(すみれ)」といいます。
◆サザンカ(ツバキ科)
場所:古代の森
冬の風物詩である、純白の花が可憐に咲いています。
◆ヤブツバキ(ツバキ科)
場所:南のムラ
ヤブツバキが開花を始めていました。サザンカと似ていますが、対照的な深紅の花は全開に開かず、控えめな美しさがあります。
◆ジュウガツザクラ(バラ科)
場所:東口
春と秋から冬にかけて咲く二季咲きのサクラが東口花壇で咲いています。花数は少ないですが上品な美しさを感じます。