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『吉野ヶ里さんぽ vol.46』~みちくさ『冬芽編』~

落葉樹は晩秋に葉を落とし、休眠状態で冬を過ごします。冬の寒さに耐えながら、春の芽吹きに向けて準備しているものが冬芽です。この中には葉やつぼみがていねいに折りたたまれて入っています。今回はいろんな形の冬芽、面白い模様の葉痕(葉が落ちた痕)などをご紹介します。冬ならではの植物の様子をじっくり観察してみると、いろんな表情がありとても面白いですよ。

◆オニグルミ(クルミ科)

枝先にある冬芽と、その下には羊の顔のような形をした葉痕があり、なんとも愛らしい形にほっこりします。

 

◆クリ(ブナ科)

冬芽もまさにクリ!ぷっくりと栗の実のような形をしていて、とてもかわいいです。

 

◆センダン(センダン科)

動物の顔のように見える葉痕の上に、丸っこい冬芽が前髪のように鎮座していて面白いです。冬芽には細かい毛があります。

 

◆クヌギ(ブナ科)

やや尖がりのある水滴形の冬芽がついています。冬芽を保護する鱗状の芽鱗(芽を保護するもの)が多数重なっています。

 

◆コナラ(ブナ科)

クヌギの冬芽よりやや卵形の冬芽が、枝先に数個集まっています。コナラも芽鱗に覆われています。

 

◆コブシ(モクレン科)

ふわふわとした毛に覆われた冬芽は、冬の日差しを浴びてキラキラと銀白色に輝いています。3月頃には冬芽がほころび、白い花が咲いてきます。

 

◆トチノキ(ムクロジ科)

枝先にある頂芽は大きく、ツヤがあります。水あめ状の樹脂に覆われ、冬の寒さを防ぎ、虫の侵入も防いでいると言われています。

 

◆ホオノキ(モクレン科)

空に伸びるように枝先に冬芽がついています。この中に広葉樹としては最大級の大きさの葉が入っていると思うと、とても神秘的です。

 

◆ヤマザクラ(バラ科)

長卵形の冬芽は鱗状の芽鱗にしっかり覆われ、冬の寒さを防いでいます。春の開花が待ち遠しいですね。

 

◆イヌビワ(クワ科)

中央にある頂芽は、先端は鋭く尖っています。まだ枝に残っている実がポンポンのようで、小人が踊っているような、ユニークな様子を見せてくれています。

 

◆タラノキ(ウコギ科)

山菜のタラの芽でお馴染みのタラノキ。枝先の頂芽もまだまだ冬の寒さに耐えながらギュッとしています。

 

◆ガマズミ(ガマズミ科)

防寒着を着込んだような、毛に覆われた芽鱗を見ることができます。

 

◆ネムノキ(マメ科)

葉痕の中に冬芽が隠れていて、葉痕の上に小さく見えるのは副芽。葉痕はナマケモノの顔のようにも見えてきます。