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『吉野ヶ里さんぽ vol.29』

秋の七草をはじめ、季節を彩る花々が開花しています。まだまだ暑いですが、秋風に揺れる稲穂や野草をご覧いただけます。

◆赤米(イネ科)

場所:水田

古代米と言われている赤米の穂が色づき見頃を迎えています。水田が赤く染まり、秋の弥生の風景を作り出しています。鮮やかな赤色の穂を楽しめる期間は限られていますので、お早めにご見学にお越しください。

 

◆オミナエシ(オミナエシ科)

場所:園内各所

秋の七草の一つのオミナエシが園内各所で見頃を迎えています。高く伸びた花茎の先に黄色の小さい小花をたくさんつけています。

 

◆オトコエシ(オミナエシ科)

場所:環壕入口

オミナエシに似ていますが、茎が太く、白い小花を咲かせます。オミナエシと比べると、花姿が逞しく見えることから、オトコエシと名付いたようです。環壕入口ではオミナエシとオトコエシを一緒にご覧いただけます。

 

◆センニンソウ(キンポウゲ科)

場所:南のムラ・祭りの広場

つる性植物で、涼しげな真っ白な可愛い花を咲かせています。クレマチスの仲間です。
名前は花後の種子が白いひげをたくわえた仙人の趣があることに由来すると言われています。

 

◆アキノノゲシ(キク科)

場所:園内各所

長く伸びた花茎の先に、淡い黄色の花を咲かせています。草丈が高くなることも多く、初秋の草原の中で風に揺れる姿が風情があります。

 

◆ツリガネニンジン(キキョウ科) 

場所:環壕入口

小さい釣鐘状の花を咲かせています。淡い青色の花が涼しげです。

 

◆タヌキマメ(マメ科)

場所:環壕入口

環壕入口の園路際で見られます。花数が増えてきました。花は小さく、昼から夕方までの限られた時間に開花します。

 

◆ヨメナ(キク科) 

場所:園内各所

南のムラの西側の林床では、優しい紫色のヨメナが群生しており、さらに開花が増えてきました。

 

◆ガガイモ(キョウチクトウ科)

場所:園内各所

つる性の多年草で、イモと名がつくのは実の形に由来しています。淡紫色から白色の花を咲かせ、強く甘い香りがあります。

 

◆クズ(マメ科)

場所:園内各所

秋の七草の一つで、根は葛粉として利用されます。繁殖力が強く園内でも各所で繁茂しています。上向きに立ち上がった紅紫色の花を咲かせています。

 

◆カワラケツメイ(マメ科)

場所:環壕入口

花はマメ科特有の蝶形花ではなく、5弁花の黄色の花です。実は煎じてマメ茶として利用できます。

 

◆ヘクソカズラ(アカネ科)

場所:園内各所

名前の由来は、葉などをつぶすと悪臭がすることから。名前からは想像できない、小さな可愛らしい花を咲かせています。

 

◆ヌスビトハギ(マメ科)

場所:南のムラ外周

細く繊細に伸びた花茎に小さな薄紅色の花を咲かせています。バス園路沿いですが、花数も増え広く開花が見られます。