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第四章 弥生時代の生活

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6.四季の暮らし(弥生カレンダー)

夏(6月~8月)

○主な仕事 田や畑の草取り、養蚕・麻の栽培、魚等
○主な祭祀 虫追い儀礼、夏至の祭祀

夏は田の草取り他、養蚕や麻の栽培が行なわれたことが想像できます。養蚕は桑の葉が盛んに茂る6月・7月頃を中心に行なわれていたと推定できます。この季節はまた、麻が盛んに育つ時期でもあります。6月の梅雨時から炎天下に田の雑草を取り除く草取りは過酷な労働でした。夏はまたすべての生物の活動が活発になり、稲の生育を阻む害虫も多く発生する季節です。農村では近年まで害虫の駆除を祈って虫追い儀礼が行なわれていました。虫追い儀礼は古代からある農耕儀礼で『古語拾遺』には、害虫を防ぐため牛の肉と男根形の祭具を田の水口に置けと書かれています。この記述と対応するような男根形の木製品が奈良県の唐古・鍵遺跡から出土していることから、弥生時代にも同じような農耕儀礼が行なわれた可能性があります。

写真:男根形の木製品

男根形の木製品

この季節はまた、一年で最も日が長くなる夏至が訪れる時期でもあります。古代中国では夏至の日に日影測定などの儀式や雨乞いのための祭祀が行なわれたことがわかっています。吉野ヶ里遺跡の北内郭の主軸は夏至の日の出と冬至の日の入りの線と一致しており、こうした夏至の祭祀が弥生時代に行なわれたことも想像できます。

図:北内郭の中軸と夏至と冬至

北内郭の中軸と夏至と冬至

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