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第四章 弥生時代の生活

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6.四季の暮らし(弥生カレンダー)

秋(9月~11月)

○主な仕事 稲、ヒエ、アワ、キビの収穫、麦の種播き、ドングリ・クリ・ヤマイモなどの採集、麻糸・生糸などの紡績、漁等
○主な祭祀 収穫儀礼

秋は稲の収穫の季節です。春、夏と農作業にいそしんで大切に育んできた稲が稔りの時を迎える季節です。刈った稲は干し、大切に倉に納められます。キノコやドングリなどの採集もこの季節の大切な仕事の一つであったことでしょう。
稲の収穫の後には1年で最も重要な農耕儀礼である収穫祭が行なわれたと考えられます。
弥生時代の収穫祭の儀礼は、古代の文献や日本の民俗儀礼などから、収穫した初穂を神や祖霊に捧げ、その稲で作った飯と酒など供物を備え、それを人々が神や祖霊と共に共食することを基本としていたと推定できます。
こうした初穂を供える儀礼は家で行なわれ、集落全体で行なわれ、さらにクニの儀礼としても行なわれたことが想像できます。吉野ヶ里遺跡のようなクニの中心的な集落には各地のムラから長達が集まり、クニを代表する収穫祭が行なわれたことでしょう。
魏志倭人伝には収穫祭の様子は記述されていませんが、同じ魏志の東夷伝馬韓(朝鮮半島南部にあったクニ)の条には「10月に刈り入れが終わると昼夜酒を飲んで舞い歌う」という記述があります。おそらく、弥生時代の日本でも神聖な初穂を捧げる儀礼の後には、ムラムラで盛大な宴会が行なわれたと考えられます。

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