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第5章 弥生時代の社会

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1.社会組織・階層

魏志倭人伝に見る階層と身分・地位

図:ヒエラルキー

ヒエラルキー

魏志倭人伝には大人・下戸・生口という階層の他に、次のような身分・地位があったことが記述されています。

女王・王

魏志倭人伝には当時の倭には「卑弥呼」という女王がいて邪馬台国に都を置いていたことや、伊都国と狗奴国には「王」がいたことが記されています。卑弥呼は鬼道に優れ、人前に滅多に姿を現さず、周囲に婢(女性の従者)を侍らせいるが、ただ一人、食事を運び卑弥呼の言葉を聞くために居室に出入りする男の従者がいること、弟がいて政治を補佐していることが書かれています。
これらの記述から、邪馬台国の政治形態は琉球の王家のように、祭祀を司る最高権威者(卑弥呼)と行政・政治を司る最高権力者(弟)がおり、この2者がクニの最高支配者として機能していたことが窺えます。こうした最高支配者が女王や王と呼ばれていたのでしょう。また、卑弥呼の周囲には後の宮廷の女官のような、卑弥呼の祭祀と生活を補佐する人々がいたことが想像できます。

官・副官

各クニには「官」や「副官」がいたことが記されています。「官」や「副官」はクニの行政官のような地位の人々であったと推定できます。これとは別に邪馬台国以北のクニに対する監視を行う「一大率」や、クニグニの市を監察する「大倭」などより広く「倭」全体にかかわる官職と解釈できる地位があったことも書かれています。

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