弥生人の声が聞こえる
 吉野ヶ里歴史公園

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スタッフ日記

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《更新日》 2021年2月4日

【吉野ヶ里散策】雪の吉野ヶ里

野ウサギの足跡、弥生時代身近に
 

新年早々、8日から10日にかけて大雪が降りました。吉野ヶ里でも久しぶりの一面銀世界でした。静かな雪の吉野ヶ里です。

 


                    雪景色の吉野ヶ里歴史公園
 

 そんな中、降り積もった雪を見ていて小さな足跡を見つけました。野ウサギの足跡です。よく観察してみると、ピョン、ピョンとゆっくり跳ねた跡や、一歩の間隔が妙に開いている飛び跳ねた跡、坂で滑った跡など色々あります。野ウサギが環壕集落内を生活の場としていることは、野ウサギのフンを見ることが多い園内スタッフなら誰でも知っていることですが、その姿を見ることは年に一度もありません。しかし、雪の上の足跡はその姿を生き生きと見せてくれました。足跡の数からすればかなりの数がいるようです。

 


     雪上に残る野ウサギとみられる動物の足跡
 

 古事記の中には、大国主命の話にイナバノシロウサギが登場します。そのウサギは、神である大国主命に対し婚姻に関した予言をします。身近にいるはずなのに、なかなか姿を見せず、人の存在を陰から見ている不思議な集落の同居人とも言える野ウサギ。復元建物のそばにある足跡を見て、弥生時代がより身近に思えてきました。そんな雪の吉野ヶ里も時にはいいものです。
 

吉野ヶ里ガイド   福田幸夫
(2021年1月30日 佐賀新聞「吉野ヶ里散策」掲載)

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