弥生人の声が聞こえる
 吉野ヶ里歴史公園

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スタッフ日記

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《更新日》 2020年10月12日

【吉野ヶ里散策】物見やぐらからの声

遠くまで響く不思議


吉野ヶ里には、巨大な「物見やぐら」が復元されています。卑弥呼の住む所にあったとされる「楼観」とイメージが重なるとも言われる物見やぐら。
 先日、吉野ヶ里を訪れた中学生が南内郭の約90m離れた二つの物見やぐらの上から大声でお互いの名前を呼び合っていました。声は十分届いていました。その声を聞いて、ある不思議な出来事を思い出しました。それは、以前に私が同じ物見やぐらの上でガイドをしていた時、その声がなんと物見やぐらよりも3倍近くも離れている南のムラで聞こえたらしいのです。普通に考えたら、そんな遠くまで会話の声が聞こえるはずがありません。しかし声を聞いたスタッフは確かに私の声だったと言います。もしかすると、声が聞こえた理由は物見やぐらの立っている場所や高さの関係なのかも知れません。




物見やぐらから見た南のムラ


確かに物見やぐらの近くは良く音が響きます。弥生時代もこの物見やぐらから発された声は、吉野ヶ里の各所に情報を伝える事が出来たのではないでしょうか。こんな視点から書かれた本はありませんが、現場での復元というのは、実に意味の深いものだと感じます。

 吉野ヶ里ガイド   福田幸夫
(2020年10月3日 佐賀新聞「吉野ヶ里散策」掲載)

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