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スタッフ日記

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《更新日》 2020年9月11日

【吉野ヶ里散策】赤米の季節

赤米の季節  ~白米より栄養価高く~

今年もまた吉野ヶ里に赤米の季節がやって来ました。田んぼが赤くなりました。吹き抜ける風に赤い芒(ノギ・ノゲ)が揺れています。白くかわいい小さな稲の花が咲くこの頃のノギが一番きれいに思えます。逆光で見ると赤く透明に光ります。受粉が終わり実ってくると、赤みが濁り、茶色っぽくなります。本来、コメには色があるのが当たり前だったようですが、今の日本のコメは白いのが当たり前。それは、色のつかなかったコメだけを増やしてきたからです。奈良時代の木簡には、「白米」の文字があるそうで、身分の高い人たちが食していたようです。

 しかし、赤米の栄養価は高く、カルシウムは白米の3倍、マグネシウム4倍、カリウム3倍、ビタミンB1を5倍も含んでいると言われます。また、赤い種皮はタンニン系(植物由来の成分ポリフェノール)の色素で抗酸化作用が高く、体にいいことばかりです。最近、赤米が見直されている理由が納得できます。

 弥生人はいいものを食べていたのですね。赤米は赤飯のルーツとも言われていますので、きっと、弥生人たちもこの赤いノギを見たら喜びでいっぱいになったのではないでしょうか。
 

吉野ヶ里ガイド   福田幸夫
(2020年9月5日 佐賀新聞「吉野ヶ里散策」掲載)

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