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スタッフ日記

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《更新日》 2019年9月14日

【吉野ヶ里散策】 南北に聖なる軸線

静の脊振、動の雲仙
 

脊振山系より延びた南北約4.5㌔、東西約600㍍の吉野ヶ里丘陵の南端部に吉野ケ里遺跡の環壕集落(3世紀)がある。日本最大級で、環壕の内面積は約40㌶もある。
 その環壕の北端には紀元前2世紀に造られた南北約46㍍、東西約27㍍の「北墳丘墓」があり、この墓は吉野ヶ里の歴代の王とされるような人物達が埋葬されていたと考えられています。そこから南には3世紀の「主祭殿」が立ち、そして環壕南端部の祭壇、約20㌔の佐賀平野を通り抜け、有明海を渡り、雲仙岳へと伸びた約60㌔の見えないラインがあります。それを吉野ケ里では「南北の聖なる軸線」と呼んでいます。

 


南北の聖なる軸線 

 南に見える雲仙は活火山であり、北の背後にびょうぶのように連なる、主に花こう岩からなる1000㍍級の静かな脊振山系とは対照的です。そのことに弥生人は何かを感じ、このラインを作ったのでしょうか。



 


物見やぐらから見た雲仙 


 

 今年の8月前半は台風の影響もありPM2.5が少ない空気の澄んだ日が多く、雲仙が良く見えました。朝から見えるとなぜか、うれしい気持ちになります。これは私だけの感覚でしょうか。静の脊振、動の雲仙。何か…何かはわからないけど、私はこのラインに山々の神秘さを感じます。
 

吉野ヶ里ガイド   福田幸夫
(2019年8月31日 佐賀新聞「吉野ヶ里散策」掲載)

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