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スタッフ日記

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《更新日》 2018年11月15日

【吉野ヶ里散策】聖域 北内郭(前篇)


板柵と主祭殿と物見やぐら

柵は板柵、壕は二重
王や大人(支配者層)が住んだと考えられている南内郭(内面積約1100平方メートル)から、途中1本の壕を超えて北東へ約200メートル進めば、北内郭があります。そこでまず気が付くのは、今までとは違った城柵です。

これまで、吉野ヶ里集落の入り口から4本の壕と城柵を間を抜けて進んで来ました。そこにあった城柵は、王の住居そばの板柵以外は全て丸太の柵でした。しかし、北内郭の柵は全部板柵になっています。規模は南内郭の約4分の1ですが、壕は二重に掘られ、壕の外側には土塁があり、その上に板柵がズラリと並んでいます。その姿は北内郭が特別の空間であることを直感させます。

また、その柵の上からは巨大な建物の2層の屋根がのぞいています。その横には物見やぐらの姿も見えます。ですが、土塁と板柵のために北内郭の内部を見ることはできません。

入り口に立っても正面奥には板柵が並んでいるので、やはり中は見られません。実は北内郭の環壕は二重になっているだけではなく、2本の環壕の入り口が少しずらして造られ、それに加え板柵を並べることによって、直進ができず、鍵型に曲がらなければ中へ入ることができないのです。そんな北内郭とはいったい・・・。


直進できない出入口

吉野ヶ里ガイド 福田幸夫
(平成30年11月10日 佐賀新聞「吉野ヶ里散策」掲載)

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