弥生人の声が聞こえる
 吉野ヶ里歴史公園

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スタッフ日記

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《更新日》 2013年8月24日

スタッフ日記【海の向こうに見えるもの】

 猛暑と呼ばれるにふさわしい連日の高い気温も一段落。
今度は豪雨が各地で降っています。
極端すぎて困りものですね。

この雨が降り出す前日のこと。
公園にひさびさのものが顔を出しました。
それは、入道雲!
山が近い公園なのに、今年はあまりできなかったんです。
そんなとこも異常気象なのかもしれません。

真っ青な空に白く高く積み上がった雲がモクモク。
本当によじ登れそうな存在感です。
こんな日は空も澄み切って、見通しがよくなります。

そうすると、よく見えるものがあるんです。
写真に写る山影がわかりますでしょうか?
これは公園から約60キロ先にある長崎県の雲仙普賢岳。
佐賀平野を抜け、有明海を通して見えるんです。

ここまでなら、「へえ~」というお話なのですが、これは今だけの
お話ではないのです。
吉野ヶ里の王族のお墓「北墳丘墓」と政治や祭祀を行った北内郭
「主祭殿」。
お供え物を行った南のムラ「祭壇」。
これらを真っ直ぐに結んだ線上にあるのが普賢岳なのです。
「北墳丘墓」は最も神聖な場所。「主祭殿」はクニの拠点。
そこから延びた線上に「祭壇」を設けお供えを捧げたのは、普賢岳が
信仰の対象になっていたと考えられています。

現代でもその大きな姿は圧巻です。
弥生人も雄大な山の姿に畏怖の念を抱いていたのですね。
詳しくは「北墳丘墓」内部に説明コーナーがあります。

夏が終わりに近づいてくると、園内の水田には稲穂が出始めます。
短い期間ではありますが、赤米の稲穂が揺れる様は真っ赤な草原に
迷い込んだような錯覚を覚えるほどです。
まぁ、案山子がいるから水田とすぐに現実に戻されますが。

8月末~9月初旬の短い期間になるかと思いますが、よければ
のぞいてみてください。

イナゴも日影で涼み中

▲イナゴも日影で涼み中

襲ってきそうな入道雲です

▲襲ってきそうな入道雲です

祭壇から見る雲仙普賢岳

▲祭壇から見る雲仙普賢岳

北墳丘墓から見る主祭殿

▲北墳丘墓から見る主祭殿

稲穂は順調に伸びてます

▲稲穂は順調に伸びてます

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