弥生人の声が聞こえる
 吉野ヶ里歴史公園

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吉野ヶ里遺跡の紹介

大人と下戸

吉野ケ里歴史公園での遺跡の復元にあたっては、建物の復元だけでなく往時の生活や社会状況を想定した「生活復元」を目指しました。
このため、生活復元のための検討委員会において弥生時代の祭祀や集落居住者の身分、役割等について検討しました。

『魏志』倭人伝の記述等から、弥生時代の階層・職能・身分については、国の支配者として行政的な運営を担っていたと考えられる。「大人(たいじん)」、一般的な身分である「下戸(げこ)」、最も下位の階層である「生口(せいこう)」と分類されました。

この南内郭は、物見櫓が配置されるなど、祭事の中枢である北南郭と同じ構造をもちながら複数の竪穴建物や土器・鉄器などの生活用具が豊富に出土していることから、吉野ヶ里の「クニ」の「大人(たいじん)」層の居住区であり、世俗的な政治支配を担う最高政治権者である「王」と、統治機構を分担して担う「クニ」の支配者層が暮らしていたと考えられます。

大人層は、一般的な農業労働には従事せず、その監督や生活的・行政的活動を主たる仕事としていたと想定され、こうした大人層の人々が暮らす南内郭では広場に男性達が集まり、集会を行う様子や女性達が料理などの一環として労働奉仕を行う一般身分(下戸層)の人々の姿もあったと考えられます。